2015年11月10日火曜日

子供たちの笑顔が絶えない理由。

 三人の子供達が楽しそうに笑っている。まるで写真を見ているこちらまで、思
わず笑みが零れてしまうほどの満面の笑みだ。
しかし「子供達は最初から笑顔なわけではなかった。」そう語るのは、この写真
の子供達も暮らしている孤児院、HOUSE OF JOYを運営している澤村信哉さん。
 HOUSE OF JOYとは、フィリピンのミンダナオ島、サンイシドロという町にある、
0歳〜18歳の子供達のための児童養護施設である。
ここで暮らす子供達はみな、親がいない、様々な事情から一緒に暮らせないとい
う理由を持った子たちが引き取られ、共同生活をしている。
例えば、笑顔で写っている三人の子供達の真ん中にいる幼い子。この子が笑った
のはこの時が初めてだった。
この子の母親は知的障害をもっており、子育てにおいて理解できることはミルク
を飲ませるということのみ。
私たちが生まれると当たり前のように母親に抱きしめられていたが、この子にと
っては当たり前ではなかった。
愛情を知らずに育つとどうなるかー。泣くこともできず、笑うこともできない。
幼いうちに感情の発達がストップしてしまうのである。
一般的には0歳の時に愛情を受けずに育つと、1歳からいくらなんとかしようとし
ても感情が発達することはないといわれている。
しかし、この子は笑顔を手に入れた。母親から受け取ることのできなかった愛情
を、HOUSE OF JOYで暮らす子供達、そして職員の方達が諦めず何度も何度もこ
の子に笑顔にさせようと努力を続けた。
彼らの努力が、この子の人生に「笑顔」付け加えたのである。
 澤村さんは言う。「孤児院と聞くと可哀想な子がいる場所だと思われがち。そ
うではなく、HOUSE OF JOYで暮らす子供達は楽しい場所にいる子である。」と。
 "見える行動で見えない愛を表現したい"をモットーにしているHOUSE OF JOY。
この信念が子供達の眩いばかりの笑顔へと繋がっているのだろう。
 HOUSE OF JOYでは、支援金をただ募るのではなく、「あそびにきませんか」と
いう問いかけで支援金を募っている。1泊3食つきで1300ペソ。私たちの滞在費が
運営費になるという仕組みだ。
遊びに行くことで私たちは現地の子供達と触れ合うことができ、どのような状態
なのかを把握することができる。そして、HOUSE OF JOYで暮らす子供達にとって
は、新たに知り合った人と遊ぶことのできるという双方にとって楽しめる仕組み
となっている。みなさんも一度、HOUSE OF JOYへと遊びに行き、子供達のキラ
キラと輝く笑顔を目の当たりにしてみてはどうだろうか。 情14−188 税所 ひ
かる

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